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ONLINE TALK LIVE「絶望を希望に変えていく物語」chapter.2|観光 × ポストコロナ

Description


ABSTRACT


人の流れが止まった

まるで、わたしたちの血液が止まったようだ。血管の細い場所から壊死するがごとく、この社会が崩れていく。それだけ、人の流れは、社会を活性させていたということだ。

たとえば、江戸時代。小さく、まして鎖国の都が活気を極めた。何故か。それは、参勤交代やお伊勢参りといった人が移動する仕組みによるものだったのではないか。人が活発に動くことで、経済と文化と情報が流通する。旅する人が、津々浦々の商売を継続させ、そのほうぼう口を動かし、価値を伝播させたのではないのか。

たとえば、猪に困憊した村。しかし調査をすれば、その数わずか30匹。活発に移動していたため、村人は多くない猪を多いと感じた。人も多動すれば、延べ人口が増える。この現象に、人口減少の日本は注目した。観光立国日本。義務でない移動に、天井はない。

途端、COVID-19の災禍に見舞われた。「2020年、訪日外国人旅行者数を4000万人に」という掛け声は、虚しく中空に霧散していった。

社会の不可能性を超えていく回路

ところで、社会の「閉塞感」は、どこから来るのか。景気が悪く政治が荒れようとも、「自分の力で変えられる」という希望が持てれば、閉塞感は生まれない。希望が持てない/持ちにくい、そんな「不可能性」に支配されてはいやしないだろうか。

カギは、「コミュニティ」だ。それは、人々に居場所を提供し、個人では解決できない多様な問題に立ち向かう力になる。しかしその力が、時として他者を傷つけた。他者を許容しながら、「大切な場所(=聖地)」をつくることはできないか。

その問いに、「観光」が貢献できる。これは、外の「まなざし」を持ち込むからだ。オンライン化により、情報空間上にも「聖地」が形成されゆくいま、自律した個/多様な個が、それぞれに多様なまま、自由に語り合いながら、聖地をつくることができる観光の可能性を確かめながら、社会の不可能性を超えていく術を探りたい。



CONTENT


今回の趣旨

第2回のテーマは、「観光 × ポストコロナ」です。対談相手は、岡本健さん。前回の議論では、「ともだち」という言葉が印象深かったように思います。しかしそれは、「小さな物語(=共通の価値観を持った個々人に供給される意味)」を共有する「島宇宙(=同質な他者によって形成されるグループ)」になりはしないか。ともすれば、その物語を信じる裏付けとして、友人同士で排他性を増幅させやしないか。観光社会学者の岡本さんは、「観光は、他者性を持った他者との交流の回路になりうる」と言います。もしかしたら、反町さん(第1回取材対象者)のともだちは、「観光していた」のかもしれません。研究者として、大学教員として、地域のコーディネーターとして社会にまみれた岡本さんと、ポストコロナの観光を入口として、社会を確認していきたいと思います。

開催概要

- 日時|2020年6月5日(金)20:00-22:00
- 場所|オンライン
- 取材対象者|岡本健(近畿大学総合社会学部:准教授)
- 取材者|堀直人(NPO法人北海道冒険芸術出版:共同代表理事)
- 参加費|無料
- 主催|NPO法人北海道冒険芸術出版

プログラム

0:00 開会
0:10 ゲスト自己紹介
0:30 休憩
0:40 公開取材
1:10 グループトーク
1:30 全体共有
1:50 まとめ
2:00 閉会

プロフィール

- 取材対象者|岡本健(おかもと・たけし)
1983年、奈良県奈良市生まれ。北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院観光創造専攻博士後期課程修了。2019年4月より、近畿大学総合社会学部准教授。著書に『n次創作観光 - アニメ聖地巡礼 / コンテンツツーリズム / 観光社会学の可能性』(北海道冒険芸術出版)、『ゾンビ学』(人文書院)、『アニメ聖地巡礼の観光社会学 - コンテンツツーリズムのメディア・コミュニケーション分析』(法律文化社)、『巡礼ビジネス - ポップカルチャーが観光資産になる時代』(角川新書)、『大学で学ぶゾンビ学 - 人はなぜゾンビに惹かれるのか』(扶桑社)などがある。

- 取材者|堀直人(ほり・なおと)
1981年、北海道札幌市生まれ。3歳から江別市に育つ。2010年に、NPO法人北海道冒険芸術出版を設立し、『北海道裏観光ガイド』『n次創作観光 - アニメ聖地巡礼 / コンテンツツーリズム / 観光社会学の可能性』を編集。2014年から、日本編集株式会社代表取締役。2015年5月から、江別市議会議員。2019年4月21日執行、江別市長選挙に敗退。現在は、地域課題を価値に変えるゲストハウス「ゲニウス・ロキが旅をした」の共同出資者/物語担当執行役員など、自治と「社会のDiY」を実践。

開催スケジュール

05月22日:chapter.1|持続可能性 × ポストコロナ/反町恭一郎終了
06月05日:chapter.2|観光 × ポストコロナ/岡本健参加者募集中
06月19日:chapter.3|アドボカシー × ポストコロナ/北畠拓也
07月03日:chapter.4|政治 × ポストコロナ/五十川員申
07月中旬:chapter.5|教育 × ポストコロナ
07月下旬:chapter.6|コミュニティ × ポストコロナ
08月中旬:chapter.7|出版 × ポストコロナ
09月下旬:絶望を希望に変えていく物語 / ONLINE BREAKOUT SESSION

本イベントの位置づけ

このオンライントークイベント(全7回予定)は、NPO法人北海道冒険芸術出版(今年10周年を期に「NPO法人21世紀のつくりかた」へ改称予定)が、公開取材による「出版プロセスのコンテンツ化」の一貫で実施しており、①取材のイベント化/②発行のアジャイル化/③関係性のプロダクト化/④書籍のプロセス化によって、出版を編集するプロジェクトです。詳しいコンテンツ展開については、こちらをご覧ください。

Updates
  • イベント詳細情報を更新しました。 Diff#607038 2020-06-02 03:18:31
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Fri Jun 5, 2020
8:00 PM - 10:00 PM JST
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Venue
Online event
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公開取材参加権 FULL
Organizer
NPO法人北海道冒険芸術出版
92 Followers
Attendees
35

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